イサーン(ラオス)のモーラム(歌・踊り)文化について
引用:https://www.thairath.co.th/entertain/news/1646336
歴史的にイサーン(東北)地方はラオス文化が残っている。言語はもちろんのこと、芸能面でもイサーン人のアイデンティティとして受け継がれてきた。
↓モーラム
https://core.ac.uk/download/pdf/229553016.pdf
ナコンラチャシマを巡る2人の英雄 ──タオスラナリとアヌウォン──
こちらの記事にイサーン地方がラオス(ラーンサーン王国)であったことが記載されている。Page 2の2参照。その後にタイが占領し、それをラオスのアヌウォンが一時取り返すがコラートの英雄「モー」によりアヌウォンは破れ、再度タイに支配されてきた。つまり多数のイサーン人はラオス人の末裔であることが分かる。多数というのは、カンボジア国境ではクメール系の人も多いからである。
https://core.ac.uk/download/pdf/188810329.pdf
イサーン文化復興の再考 文化評価制度の確立と東北タイ・モーラム芸能者の関係性
さて、モーラムの話に戻ると、上記戦争頃に縦長の楽器「ケーン」(topの写真左)が規制され廃れていった。上の記事によると、アヌウォンはタイ王室で育てられていた時に、ケーンを良く演奏しており、外国の要人にも披露していた。それを良く思わなかったタイ国王が規制したようだ。そうして廃れていったモーラムだが、政府が文化保存を目的に新制度を設立しモーラム演者が受賞、継承しているようだ。一般的にも浸透しておりタワンデーンでも聞くことが出来る。
↓若者にも人気
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